Column
5月5日はこどもの日。
これを書いているのは10日前ですが、
まだ兜を出せていません(笑)。
こどもの日は、子どもの成長を願う
国民の祝日ですが、
もともとは男の子の成長を祝う
「端午の節句」です。
これまでは、
ひなまつりは女の子のおまつり、
こどもの日は男の子のおまつり
と認識されてきました。
しかし今や、男の子、女の子という
区別をつけること自体が
「ズレている」ことが
多くなりました。
最近コクヨは、性別欄のない履歴書を
発売したそうです。
https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/category/20201221st.html
採用面接は他人との出会いの場です。
人は、他人を見るときに
性別や婚姻の有無、家族構成、
働き方などその人がどんな
カテゴリーに属する人か
目や耳でわかる情報で
「この人はこんな人」と
類推して定義します。
それは、脳が効率的に情報を
処理するために
必然的に備わった機能です。
しかし、表面的な情報だけでは
もはや適切なマネジメントは
できなくなりました。
数十分の採用面接で
その人を知ることはほぼ不可能で
採用したら、「こんなはずじゃなかった」
なんてことはあるかもしれません。
マネジメントする側は、その人を
よく知るための努力が
欠かせなくなります。
その人の一面は「雑談」の中で
分かることも少なくありません。
こまめなコミュニケーションは
その人をよく知り、適切な
マネジメントを行うこと、
メンバーが安心して
力を発揮してもらうために
必要な働きかけなのです。
(毎週水曜日更新)