相変わらず暑いですが、空はいつの間にか
入道雲からいわし雲に変わっていました。
もう秋ですね。

ヨシタケシンスケさんの「メメンとモリ」
という本を読みました。
（画像は角川のHPから引用させていただきました）

ヨシタケシンスケさんは、私が
「絵本読み聞かせ現役世代」の後に
著書を出版されている作家なので
買って読んだのは初めてです。

温かい画風もよいのですが
誰にでもありそうな風景から
大事にしたいことを言葉にしてくれて
生きることのいとおしさを感じます。

その中の一節

「ずっとそこにある」ってことよりも
「一緒に何かをした」ってことの方が
大事じゃない？

に、今、帰省している大学生の長男のことを思いました。

学生ではありますが
すでに親元を離れ、親の手の及ばないところで生活をしていて
普段何をしているやらわかりません。

子どもはいずれ、親元を離れて自分で生きていくものですし
もうあれこれ口を出す年でもありませんから
仕事する私を横目に1日家でゴロゴロしていても
まあ、そんなもんかと放置しています笑

この長男が、夕食の準備のときに
卵焼きを作るので卵を割るように頼んだら、
そのまま、味付けと焼きまでやってくれました。

初めてなので、横について
油を差したり返すタイミングを指示したり。
初卵焼きは、なかなかの出来でした。

その日の夜にこの一節を読み、
このちょっとした「一緒に何かをした」時間が
かけがえのないものなんだなと思いました。

もう親の手から飛び立ちつつあるけれど、
この一瞬をいとおしみ大切に過ごそうと思います。

「メメンとモリ」ぜひ読んでみてください。