Column
2年ぶりに、高校野球選手権大会予選を
長男の母校の応援に行きました。
去年はコロナ禍のため
関係者以外は球場に入れず、
応援はできませんでした。
今年は入り口では検温、消毒。
チケットのもぎりは自分で行い、
球場内は一人分空けて着席しました。
吹奏楽の演奏も、応援コールも歌もなしで
球場には拍手だけが響きます。
それでも、スタンドに足を踏み入れた時の
高揚感や打席を見守る緊張感、
点が入った時の喜びは変わりませんでした。
かつてともにて応援に声を枯らした母仲間とも、
1年あまりを経ての再会を果たしました。
お互いに、ものすごく人との会話に飢えていました(笑)。
実は彼女たちとは一度オンライン飲み会を
やったことがあるのですが、
あまり盛り上がることもなく、
一度きりとなっていました。
母同士の「たわいもないおしゃべり」は
どうもオンラインにはそぐわなかったようです。
テレワークの普及がビジネスに与えた
チャンスの大きさは計り知れません。
それでも、リアルのやり取りから伝わる
感情、熱量は何物にも代えがたいものがあります。
どちらがいいというものではなく、
ベストミックスを探るべきなのでしょう。
複数の選択肢から状況に応じて選べることが
最適解なのだと思いました。
長男の同期の子たちもオンライン授業と
対面が半々。そんな中でも
それなりに学生生活を楽しんでいるようです。
とはいえ、特に若い人たちには
リアルの熱量を感じる体験はとても大切。
早く学校生活を思い切り楽しめる
日が来ることを願ってやみません。
(毎週水曜日更新)