今日は6月1日。
新卒採用の選考解禁日ですね。
実際のところは、もうとっくに
動き出していると思いますが…笑

優秀な人が欲しい、これはどの会社も思うこと。

すごい人がやってきて、会社を変えてくれる、
成長させてくれる。
そんなドラマみたいなことを
つい夢見てしまうかもしれません。

でも、そんな人はいないんですよね。
経歴や過去の成果などからこの人は、
と思って採用しても
思うように力を発揮してくれなかったり、
周りと合わずに退職してしまったり。

人の能力には「環境依存性」と
「課題依存性」があるからです。

会社の環境や特性はそれぞれ違います。
過去に成果を出した人であっても、
環境が変わるとその能力を発揮できないことがある。
スポーツ選手でもチームが変わると
力を出せなかったりすることはよくありますよね。
これが「環境依存性」です。

また、それまでの経験がそのまま
活かせるとは限りません。
手順が厳格に決まっていて
あまり変化のないプロジェクトと
状況が刻々変化してそのたびに
即座の対応を求められる
プロジェクトとではマネジメントに
求められるものが違います。
これが「課題依存性」です。

会社が今抱えている環境と課題、
これは組織風土とも言い換えることが
できるでしょう。

自社の組織風土がわかっていないと
社長が気に入って連れてきた人が
現場と全然合わずに辞めていく
ということが起こるわけです。

頭の中で考える優秀さ、
履歴書から見える優秀さと
現場で力を発揮できるかどうかは
全く別物なのです。

（毎週水曜日更新）