子は親の背中など見ていない

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2022.05.11

あっという間に
新緑がまぶしい季節となりました。
連休はいかがお過ごしでしたか?

私は地方の大学に進学した
長男のもとを、入学後初めて訪ねました。
入学のときも一人で部屋探しし
膝をけがして入院したときも一人、
実に2年越しの訪問となりました。

彼は部活動の野球とアルバイト、
そして遊びと生活を満喫しています。
勉強もそれなりに…(笑)。

アルバイト先の居酒屋を訪ねて
彼の働きぶりも見ることができました。
店主さんやお客様にかわいがられ
きびきびと働いている様子を見て
安堵しました。

一人暮らしの部屋もちらりとのぞきました。
予想通りの荒れっぷりです(汗)。
床の上に散らばるレジ袋、
飲みかけのペットボトル…

家にいた時から口うるさく言ってきましたし
リビングや食卓などに物を置かないよう
ずいぶんと気を付けてきました。

ある程度は片付けることを当たり前にしておくと
少しは一人でもやるのではと思っていましたが…。
結局、親の背中など見ていないのですね(笑)。
本人は散らかっていても、何も困っていない。

会社でも、似たような状況は起こっています。
経営者が、上司が
「部下が思うように動いてくれない」と
嘆くことがあります。
部下は「別に困っていない」から動かないだけ。

人が行動を起こすときは
「快を求める」か「不快を避ける」
ためだといいます。

片付けでいうなら、きれいになって気分がよいとか
つまずいてケガをしたとか、彼女に叱られたとか、、、
そんなきっかけでもないと
動かないものなのかもしれません。

根気よく働きかけ続けること
快や不快の体験をあえて積んでもらうこと
子育ても部下育成も、行動を促すには
そんな積み重ねが必要なのでしょう。

(毎週水曜日更新)

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