Column
社労士は職場に関する様々な相談を受けます。
相談の中には、緊急ではないけれども重要な、
放置すると大きな問題に発展するような
ものがあります。
法令に反するもの以外は
正解がひとつでなかったり、
万能の解決策がないことも多いです。
そのときに必ずお聞きするのが
あなたはどうしたいですか?
未来の姿はどうなっていたいですか?
という質問です。
これってコーチングの基本形なんですよね。
スポーツのコーチは教える存在ですが
コーチングのコーチは
答えを教えるわけではありません。
コーチングとは
「相手に自発的な行動をうながし、
目標達成のサポートを行うための
コミュニケーション技術」です。
私は認定コーチではありませんが
コーチングの手法を学び、
経営者様とお話するときに心がけています。
今の状態と将来の理想の状態を明らかにして
その間にあるギャップを分析し
ギャップを埋めるために必要な行動案を考え
その実践を支援するという流れです。
でも何よりも大切にしているのは、
話をしっかり聴くこと。
話すうちに新たな気づきが生まれ、
解決策を見出すこともあるからです。
イラストのように、教えるより
経営者様や人事担当者様に伴走し、
応援することが私のミッションだと思っています。
(毎週水曜日更新)