Column
2月9日の日経新聞に
こんな記事がありました。
週休3日で正社員化促す、自民女性活躍委提言 脱非正規へ環境整備を
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE088EX0Y1A200C2000000/
女性が正社員として働きやすくする
施策の一つとして、選択的週休3日制を
導入するということのようです。
確かに、女性には非正規雇用が多い。
女性の自殺はここ8か月連続で
前年比増となっており、
女性に安定した雇用を確保することは
急務だと思います。
しかし、私としては
あえてここにツッコみます!
「そもそも、正社員って何なの?」
実は「正社員」に明確な定義はありません。
厚生労働省も、無期雇用で
週40時間程度のフルタイム労働を
「一般的な正社員」と称しているのです。
私の考える「正社員」は
会社の成長、利益に貢献する人で
時間の長短を問いません。
当然、相応の対価を受け取る人でもあります。
従来の会社では
・正社員=中核業務
・パートなどの非正社員=補助業務
という役割分担を担ってきた
(と一般的には思われていた)わけですが
現場ではパートであっても、社員よりも
業務を知り尽くしたベテランもいます。
もう無期、フルタイム雇用の社員が会社の核に
なるという時代は終わりました。
同質性にどっぷり浸かった組織は
時代の変化についていけなくなってしまいます。
性別、年齢、経験、
価値観、働き方の多様性が
強い組織を作ると私は思います。
最近では大企業でも、社員に副業を認めたり
外部から副業人材を募ったりする
というニュースも見られます。
昔、安倍前総理大臣が
「正規、非正規の壁をなくす」
というようなことを言っていた気がしますが
今後は「正規、非正規という区分がなくなる」
のではないかと思います。
(毎週水曜日更新)