育児は、社員の成長のチャンス

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2021.05.26

昨日の夕刊の記事。
男性の育休、嫌がらせ26% 厚労省調査
上司が妨害/取得諦め4割

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO72190660U1A520C2CE0000/

(2021年5月24日日本経済新聞夕刊)

4人に1人の男性がいわゆるパタハラにあい、
そのうち42.7%が育児休業を
とることをあきらめたそうです。

3人に2人が、役員以外の上司、
おそらくは直属の上司からの
ハラスメントを受けたとのこと。

なぜ、上司たちはそのような行動をするのでしょう。
もしかしたら「男が育児をするなんて」
という性別役割分業意識が
あるかもしれません。

あるいは、「抜けられると業務が回らなくなって困る」
という心理もあるかもしれません。

でもそもそも、今後も
「毎日出社して、朝から晩まで働ける男性」
で会社を回し続けることなんてできるのでしょうか?

今は少子高齢化、そして労働力不足が進んでいます。
高齢者、女性、障害者、持病のある人…
会社は、「フルに働ける男性」以外の人たちにも
業務を担ってもらわなければ、
立ち行かなくなる時代となったのです。

それだけじゃありません。
育児にかかわることは、
人としての成長にもつながるんですよ。

赤ちゃんを相手にすると、
自分の都合などお構いなしの対応を迫られるので
忍耐力が鍛えられます。

また、子どもの安全を確保しようとすれば
周りに目配りする力がものすごく上がります。

ものすごく忙しいので、
タイムマネジメント能力も上がります。

これらは、仕事でも役に立つ能力ですよね(笑)。

人として成長することで
職業人としてもプラスの効果が
表れることが期待できます。

だから、嫌がらせしている場合じゃありませんよね。
彼自身の成長のチャンスととらえて
背中を押してあげてほしいと思います。

(毎週水曜日更新)

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