自分で選べるということ

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2022.07.20

私には、妹が二人います。
三連休に、三姉妹で集合しました。
場所は横浜の老舗、ホテルニューグランド。
こういうところに臆さずに来られるようになったのも
それなりの年になったからです(笑)。

話題はつきなかったのですが、中でも
中学生と小学生を育てながら働いている、
一人目の妹の話が印象に残りました。

彼女は育児休業を取って仕事を続けたのですが、
そのときに会社と交渉して正社員から
契約社員に変えてもらったというのです。

ボーナスはなくなったけれど、
残業もなくなったので子育てをしながら
同じ仕事を続けられたといいます。
無理をした感じでは全くなく、
そのほうが自分の気持ちが楽だったようです。

育児のために正社員の座を
手放さなければならなかったことは
私からみると本当に残念ですが、
彼女にはそれがベストの選択だった。
「自分で選んだ」ということが
彼女の納得感にもつながったのだろうと思いました。

とはいえ、同じ仕事をしているのに
ボーナスがないのは、同一労働同一賃金的には
ダメでしょ~!とツッコみました(^^;

日本では依然として、
残業できなければ正社員を続けられない、
一度離れたら正社員の賃金水準には
なかなか戻れないという現状が続いています。

労働力不足が今後もっと深刻になります。
妹のような選択をしても、
ステージが変わったらいつでも、どこへでも
戻ってこられるようにしないと、
こういう戦線離脱がどんどん進み、
日本の活力はますますダウンしていってしまいます。

働き方、働く場所、自分で選べることが
もっと増えてほしいです。

(毎週水曜日更新)

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