日曜日の夕方にウォーキングしていて見かけた光景。

公園で、中学か高校生と思しき男子二人が
シーソーに乗ってはしゃいでいる。
ゲラゲラ笑いながら、シーソーを上下させていた。
いいねえ、楽しそう。
おばさんもときどき乗りたくなるよ。

川べりに出ると、自転車に乗った
大学生らしき男子二人とすれ違う。
すれ違いざまに、
「オレあまり友達多くなかったから…」
という言葉が聞こえた。

わかるなあ、友達の数が多いのが
人生うまくいっていると思ってた、昔は。
今ならわかる。友達は数じゃないし
世につれ時につれなんだよ。
その時、目の前の相手を支えようと思えば
相手も支えてくれるよ。

道すがらもう一人すれ違った若者は、
ワイシャツを着て首から名札を下げていた。
さっきうちに来た、ネットの営業の人だ。
来たのは午前中だったから、
1日中歩き回っていたのだろう。

丁重にお断りしたのだけど
おそらく上司から「こうしゃべってこい」と
言われたセリフを必死で繰り出す姿に
いやそれ全然心が動かないからと思いつつも
その姿に胸が痛く、応援したくなった。

みんな一生懸命生きている。
私もがんばろうっと。

（毎週水曜日更新）