北京オリンピックの真っ最中ですね。
カーリング女子団体の快進撃が続いています。
初戦と韓国戦は残念でしたが
厳しい展開を制する逆転勝ちで
４勝をあげています。

彼女たちを見ていると
成果の出るチームって
こういう感じなんだなとイメージできます。

チームの成果は
人材力、組織力、関係力の掛け算です。
どれが欠けても、成果は大きくなりません。

まず人材力。
オリンピアンですからもともと
人材力が高いのはもちろんです。

そして組織力。
チームの目的は勝つこと、と明確です。
そのためにメンバーがすべきことも
しっかりと共有されていますし、
スキップがゲームの組み立てを考え
スイーパーはストーンの軌道の
精度をより上げるなど
役割分担も明確です。

これらはアスリートならば
割とわかりやすいことですが、
これだけでは成果は出ません。

それが関係力だと思います。
彼女たちの会話はいつも明るく楽し気で
活気に満ちています。
うまくいなかったショットも
「ごめーん」と明るいし、
周囲も明るく前向きに受け入れています。

失敗も許容される。
この安心感があるから
次のショットに集中できるのかもしれません。

もぐもぐタイムも、
食事を共にすることで心理的距離を近づける
効果があるのではないかと思います。

ロコ・ソラーレが強いのは
人間関係のよさがあるのでは
ないかと思っています。

会社も目的を同じくする人の集まりです。
エースで4番だけではチームは強くなりません。
ビジョンと役割を共有し、良好な関係を保ちながら
安心して力を発揮できる環境が必要なのです。

（毎週水曜日更新）

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