Column
週末に草むしりをしました。
前にやってから2か月ほど
たっていたのですが
私の背丈に届く勢いの雑草が
隣家に侵入しようとしていて
これはヤバい…と。
当たり前ですが新緑の季節は、
雑草も全力で成長するんですよね。
芝生の合間で小さな黄色い花を
咲かせるカタバミも、姿こそ
かわいらしいのですが、なかなか厄介です。
カタバミは地下茎を横に伸ばして広がり
あちこちに根を張るので、気づけば
そこら中に繁殖してしまいます
(@_@)
芝生のすき間をかき分けて
赤い地下茎を探し出し、
引っ張ってみると
十数センチ離れた花まで
ずっとつながっているのです。
会社の問題もよく似ています。
こういうときに、
一本一本の花を抜いていっても
また別の問題が持ち上がり、
根本的な解決にはなりません。
別のたとえでいうと、
氷山モデルというものがあります。
見えている問題は氷山の
上の部分だけですが
実は海面の下にその問題を作り出す
もっと大きな問題が隠れていることが多いのです。
問題解決には見えている部分だけでなく
その問題を作り出しているしくみを
見つけ、そこに手を打つ必要があります。
花の下の地下茎は
どうつながっているのか、
地面の上だけ見るのでなく
その下に隠れているものも見る力が必要です。
雑草は除草剤で簡単に駆除できますが
人の問題はそうはいきません。
根本的な解決には、問題を生み出す
しくみを見出し、粘り強く手を打つ必要があるのです。
(毎週水曜日更新)